サイエンスフェス2022

2022年09月24日

「サイエンスフェス2022 in 大分」熱狂、熱狂、熱狂9月23日の秋分の日でした。そして、やっぱり秋は「サイエンス!」(^^♪サイエンスフェスin大分は、「科学館がない大分県」の皆様、大人も子どもも学校とは一味も二味も違う科学体験を目指し、理科の先にある大人の世界を知ることで、知的好奇心と発想力を育む取り組みです。今回は参加者1800人、人込みで溢れる中、ブースで講座をさせていただきました、保護者を含む小学生が中心でしたが、上は16歳、難しい内容にアレンジ、下は2歳(最年少タイ記録!)のお子さんも驚くほど上手に実験できました。初めて1歳のお子様もチャレンジしてくれました。最後までできませんでしたが、実験器具を触ったり、お兄ちゃんの姿を見ていたので、心のどこかに何かが残れば嬉しいです。日本中、世界中にもあっという間に広がりそうなエネルギーで溢れるイベントでした。


さて、このイベントの発起人の山本貴博教授、そうなんです発起人は大学教授です。しかも、東京理科大で世界最先端の「カーボンナナノチューブ」で世界最先端研究を繰り広げられているトップサイエンティストです。以前、笑顔と元気いっぱいで「僕は炭素オタクです!」と言っておられたのが印象的でした。


【カーボンナノチューブとは】 

1991年日本人の飯島澄男博士によって発見された炭素が網目のように結合した筒状の物質。強度が強く軽量、通電性に優れ、2000度の超高温にも耐えられる材料として注目。宇宙産業において、リスク、コストの面から、「宇宙エレベーター」への利用が注目されている。上空3万6000Kmの宇宙ステーションから地上にケーブルを伸ばして地球と宇宙を行き来できる夢のエレベーターです。この宇宙エレベーターの材料として、カーボンナノチューブが注目されています。 



終日、21回連続の講座で昼食、座る時間もないが、心の底から大満足。たくさんの笑顔、真剣な姿、家族のパワー、ワークショップに参加できなかったことだけが残念でした。またの機会に必ずどこかで。たくさんの子ども達の最高の笑顔、真剣な姿、また家族の愛で心温まる時間を過ごさせていただきました。今回初登場の「ギャラクシーBOX」も好評で、前日バタバタでしたが用意して良かったです。


最後は、隣のブースで講座をしていた高校生も参加してくれたので、レベルアップした内容に!その後、環境問題や臓器移植などについて、「自分のアイデアや考えを聞いて欲しい」と言う積極的な高校生らに囲まれて、更に頭のスイッチを切り替えて、ピリっと楽しい時間を過ごしました。本当に柔軟な発想と切り口でモノゴトを捉えていることに驚きました。盛り上がりすぎて、片づけの時間が遅くなり、スタッフの皆様にはご迷惑をかけてしまいました。すみません。。。m(__)m


話は変わりますが、第一回目の「サイエンスフェス」が開催されたのは、新型コロナのアウトブレイク直前、2019年11月16日でした。3,000人が参加した大成功のイベント、科学にそれほど興味がない子どもや保護者にも楽しくて分かりやすいものでした。当時、独立など考えていなかった私たちは一般者として参加しました。書道家の武田双雲さん、元サッカー日本代表の鈴木啓太さん(現AuB株式会社 代表取締役)、モデルのNOMAさん等が、山本貴博教授(東京理科大学)、伊藤裕教授(慶応義塾大学)、渡辺潤一教授(国立天文台)、福岡信一教授(ロックフェラー大学)等専門家に交じったミラクルイベントです。科学を通して、人として大切なことが示されたワクワクイベントとして注目されました。当時、ボランティアで教えていた中学生と一緒に参加したことも良い想い出です。その子は成績優秀なだけでなく、課外活動、ボランティアにも積極的、礼儀正しく、小さな子どもにも優しく、大人ともしっかり話ができる、我が子もこんな風に育って欲しいと思うほどです。


先日のイベントでは、高校生になったその子も「講師」として参加しました。彼女が所属する上野丘高校の化学部は、昨年の「第62回科学クラブ研究表大会」で最優秀賞、「第62回日本学生科学賞」では文部科学大臣賞を受賞した全国トップクラスの化学部です!講座が同時並行だった為、彼女が活躍する姿を見ることはできませんでしたが、後で話した様子から、受講されたみんなが満足したことを確信しました。大きなイベントで教え子と一緒に科学講座ができた感動的な日となりました。


さて、実は3年前のサイエンスフェスに参加した際、第一線で活躍されている方が、科学を通して人としての生き方を示されていること、大人も子どもも一緒に学び楽しめるイベントを全力で開催されていることに感動しました。今思うと、これが、翌年私たちが独立した「きっかけ」の一つになりました。当時のメモをみると、講師の皆様の想いを思い出します。書道家の武田さんの書道の取り組み方、技術の高さは当然ながら、目の前にある全てのものに「感謝、感動」し、「エネルギー」を取り込む姿、周囲にハッピーエネルギーをばらまく姿は驚異的でした。その夜、武田さんの本を2冊購入し、何度も読みました。本日に至るまでポジティブエネルギーをいただいております。


今回、武田さんから、その内の一冊「ポジティブの教科書」にサインをもらいました!ポジティブエネルギー倍増です!他にも人気YouTuberのヨビノリたくみさんもお越しになりました。少し前までヨビノリさんのことを存じなかったのですが、数学が得意な子がヨビノリさんのYouTubeで勉強していると言い動画を見せてくれました。大変分かりやすい内容で驚きました。その子は大学受験の際、9回裏の逆転満塁サヨナラホームランくらいの感じで第一希望の国立大学に合格しましたが、「夏の合宿」や「アニメ講座」などたくさんの笑いや大量の悔し涙、嬉し涙ありで、思い出深いです。そんな彼が教えてくれたヨビノリさんともお会いできて幸せです。しかも、上述の山本先生の配慮で記念撮影もしていただきました。子ども達の笑顔、ご家族の愛に満たされて完全燃焼したところに、さらに嬉しい思い出です。


そして翌日、大事件が起こります。

イベントの片づけをしていると、千絵先生が「事件が起きた!」と言って、階段を駆け上がってきました。「武田さんが、武田さんが、、、もう大変、、」落ち着いてから、聞くと武田さんがブログで私たちを紹介してくれたとのことでした。信じられず何度もブログを読み返しました。二人で顔を見合わせて、「こっ、これは大事件だ!!」、沈黙の後に大喜びしました。状況がよく分からない娘たちも一緒に喜んでくれました。イベント翌日の大興奮です。


しかし、まだまだ興奮は続きます。

更に翌日、山本先生からビッグプレゼントが届きました。なんと、一緒に写真に写っているお一人は"天文学の世界のスーパースター"、ブラックホールの撮影に世界で初めて成功した本間稀樹先生(国立天文台水沢VLBI観測所・所長)とのことでした。本間先生、武田双雲さん、ヨビノリさんが一枚の写真に写っている奇跡のショットということで、目の前が真っ暗になりました。実は、前日に生徒に「ブラックホール撮影成功」話をしました。当時、世界的大ニュースだったのですが、発見者の一人である先生に気がつかないで状況で生徒にそんな話をしておりお恥ずかしい限りです、、次回、生徒に告白します。


思えば、3か月前、近くで山本先生のキッズサイエンス講座があることを知り、娘とともに参加しました。山本先生のエネルギーと子どもに寄り添う姿に感動しました。子どもは今でも「楽しかった、また行きたい」と言っています。講座後に、先生から今年もサイエンスフェスを開催することを伺いました。「是非参加させて欲しい」と申し出たところ即快諾していただき、トントン拍子で講座出展が決まりました。心より感謝いたします。


このイベントを通して、本当にたくさんのご縁をいただきました。関係者の皆様への感謝の気持ちに堪えません。社会に還元する力にしっかり変えていきます。改めて、山本先生はじめ出演者の皆様、主催者の大分合同新聞様、ボランティアの様、スポンサーの方々、長い時間をかけてご準備されていただき、当日もイベント開始前も開始後も種々配慮されていました。お陰で私たちブース出展者は快適に講座を進めることができましたし、お子様、保護者の方も楽しんでくれました。何度も心よりお礼申し上げます。


山本先生の言葉  

「僕も仲間に入れて頂いていることが幸せすぎです」


*仕掛け人であり、総合プロディーザーの言葉です、、ただただ尊敬します。


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